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【2020年 薬剤師版】これでOK!面接でよく聞かれる質問対策

コロナ禍の影響もあり、薬剤師人材紹介需要は低減傾向にある昨今、好条件の企業では応募が殺到し、薬剤師も面接で厳しくチェックされ、選ばれる時代になっています。

そのため、転職を考え中の薬剤師の皆さんは「面接対策、どうしよう?」「面接で何を聞かれるの?」「どう答えれば内定採れるの?」と大きな不安や疑問を持たれています。

今回は、内定を勝ち取るために「これでOK!面接でよく聞かれる質問対策」をお伝えします。

採用担当者が「あなたの何が知りたいのか」を意識しましょう

どの採用担当者も知りたいのは、「あなたが自社の仲間となり、企業の戦力となり得るか」ということです。薬剤師の面接では、あなたの受け応えで「患者さんとの接し方は問題ないか」、「職場の同僚とはうまくやれそうなのか」を判断しているのです。

結局のところ、採用担当者には「コミュニケーション能力を見られている」と意識して、「質問には簡潔に答え、会話を円滑に成立させる事」を心がけましょう。

面接でよく聞かれる質問対策

どの企業でも聞かれる質問は大抵決まっています。「一緒に働きたいか」、「長く働いてくれそうか」、「企業にとって良い人材なのか」を見るからです。そうであれば、面接への不安を失くすには、事前に決まった質問に対策すれば良いといえます。以下、参考にしていただければと思います。

①自己紹介(氏名+挨拶+仕事に活きる長所や強みを簡潔に)

最初にしっかり挨拶をすると、「この人は礼儀正しいな」と好感を持ってもらえます。また、これまでの仕事にも活きた長所を簡単なストーリーにして伝えると良いでしょう。

「〇〇〇〇と申します。今回、面接の機会を設けて下さりありがとうございます。勤めていた調剤薬局の上司から「仕事の飲み込みは早くないが、慎重でミスが少ないところが君の長所だね」と言ってもらえました。この慎重さという長所を活かして、今後の仕事にもしっかりと取り組んでいきたいと思っています」

②これまでの経歴を教えてください/これまでどんな仕事をしてきたのか

これまでの職場で担当した業務内容・その経験で得られたスキル・資格を具体的に話しましょう。

採用担当者が知りたいことを織り込んで話すと良いでしょう。具体的には以下の項目が挙げられます。

・これまでの勤務先の規模(人数)

・応需経験のある診療科目

・マネジメントや店舗運営経験の有無(年数や人数等)

・後輩や部下を指導した経験の有無

・どのような環境で調剤を行ってきたか

③前職を退職した理由/転職理由はなんですか

必ず前向きな理由を伝えましょう。ネガティブな理由を述べると大変印象が悪くなるため、得策ではありません。嘘をつく必要はありませんが、前向きな言い方にしましょう。

「職場の人間関係が悪い」というのが真の理由だとしても、「今の職場では学べない経験をもっと積みたいと考えました。特に御社が注力する在宅医療も学びたいと思っています」といった言い換えをしましょう。

また、転職回数が多い場合にもネガティブな理由を決して述べないようにしましょう。

「もっと経験を積めて、さらにスキルが磨ける職場を求めて、転職してきました。御社であれば、経験も積めて、スキルも磨く希望がもっとも叶うと考えております」

④当社を志望した理由を教えてください/他の職場ではなくなぜ弊社を志望するのか

「他にも数多くある企業の中から、なぜうちを選んだのか?」

あなたの回答によって、「うちの会社にこの人は合っているな」と採用担当者を納得させればよいのです。その企業を選んだ理由を可能な限り具体的に答えましょう。

正直なところ「給与や条件が良いから」という理由の方もいますが、それを言ってしまうと「条件だけ気に入っていて、「うちの会社自体」には魅力を感じておらず、長くは勤めてもらえそうにないな」と採用担当者にマイナス判断されてしまいます。

企業の特色や目指す理念と、自分の希望を照らしてみて一致するところをアピールしましょう。

例えば、「御社の研修制度や勉強会は、薬剤師のキャリアアップを手厚く応援する姿勢の表れであると考え、自分もさらに成長できるのではないかと思い、御社を志望しました」といったアピールができます。

⑤今後のキャリアプランはどのように考えていますか

「どのようなキャリアを積みたいのか?」「どのような薬剤師になりたいと考えているのか?」

採用担当者は、あなたが理想とする働き方や企業にどんな貢献をする心づもりがあるかを知りたいのです。

数年後どんな資格を持ちたいのか、会社にどのような貢献をしたいのか、具体的に話すと良いでしょう。

例えば「御社で経験を積んで、かかりつけ薬剤師となり、地域にも御社にも貢献できるようになりたいです」といった回答もできるかと思います。

⑥「そちらから質問はありませんか?」=逆質問

逆質問とは、多くの場合、面接の最後に「そちらから質問はありませんか?」と聞かれることを言います。

御社に入社したいという熱意を伝え、自己アピールできる良い機会と捉えて、質問をしましょう。

例えば、「〇〇〇といった資格を持っていますが、御社で活かすことはできるでしょうか?」といったアピールができるかと思います。

ただし、休みの取りやすさといった待遇面や金銭面などの質問は印象が悪くなるので、面接の場では避けましょう。そういった質問は人材コンサルタントに任せた方が良いでしょう。

【まとめ】面接でよく聞かれる質問には事前対策が大切

よく聞かれる質問に対して、採用担当者が「あなたの何が知りたいのか」を意識して面接に臨みましょう。相手の知りたい事を簡潔に回答できるように、事前対策をしておけば、コミュニケーションが円滑に行われやすくなります。

そのためには、希望企業の傾向を知った方が良いでしょう。人材コンサルタントの力を借りることも良いかと思います。よろしければ、私ども薬スタの人材コンサルタントにもご相談ください。あなたの希望する企業の情報や面接の状況等、色々とお伝えする事ができるかと思います。