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【薬剤師の好ましい身だしなみ/女性編②(実践編)】

女性薬剤師の好ましい身だしなみをするために、対する患者さん・同僚に「いつも清潔な人」と思われることを心がけましょう。「いつも清潔な人」と思われるため、身だしなみで気を付けるチェックポイントを抜粋し、実践編としてお伝えします。

 

■女性薬剤師の身だしなみ/実践

「いつも清潔な人」と思われるには、①印象に残りやすい医療用白衣/②案外他人から注目されている足元-ナースシューズも気を付けたいチェックポイントといえます。

①医療用白衣/「シミひとつない」を心がける

昨今、主に医療に従事する女性のニーズに合わせて、デザインも色も多種多様となり、様々な医療用白衣があります。しかし、どんなデザイン・色であっても、「シミひとつない」という印象を与え、患者さんや同僚から清潔感と信頼感を勝ち取る必要があります。
もし、女性薬剤師の白衣に化粧品や食べこぼしのシミがついていたら、又白衣の袖口・ポケットにボールペンのインクや薬品等のシミがついていたら、対する患者さんや同僚もとても不潔に感じますし、信頼感を大きく損ねてしまうでしょう。
日頃からのチェックを怠らず、シミに気づいたらすぐ替えの白衣に着替える、その後クリーニングに出すといった対応ができたらベストです。
しかし、すぐに着替えられない場合には、つけてしまったシミの種類に合わせた応急処置をとりましょう。また、クリーニングに出すにしても、これらの応急処置をとっておいた方が効果的ですし、シミひとつない医療用白衣の状態を長く保つことができます。
日頃からのチェックと応急処置を忘れないことが「いつも清潔な人」と思われる一手なのです。

1)ファンデーションや口紅などの化粧品のシミ

化粧直し等の際、ファンデーションや口紅などの化粧品のシミをつけてしまった時、エタノールを使用すると良いでしょう。白衣を脱ぎ、エタノールを化粧品のシミにふきかけて、タオルでポンポンとたたくようにして落としてください。

2)インクのシミ

事務仕事でボールペンを使った際にインクをつけてしまった時や、ポケットに入れたボールペンが液だれしてしまった時には、こちらも化粧品のシミと同様に、エタノールを使用すると良いでしょう。

3)コーヒーやジュースなどのシミ

コーヒーやジュースなどの飲み物をこぼしてしまったときは、こすると汚れが広がるので、濡らしたティッシュ等で汚れをつまみ取るとよいでしょう。その後、別のティッシュで水気を拭き取るケアをしましょう。

4)食べこぼしなどの油っぽいシミ

「白衣を脱いでから食事する」のが鉄則です。しかし、忙しくて、つい白衣のまま食事してしまい、食べこぼしのシミをつけてしまった時は、食器洗い用洗剤を使ってこすってみましょう。少量の洗剤をシミの部分にのせてつまみ洗いすると、汚れが薄くなり、目立たなくなります。

②ナースシューズ/「汚れひとつない」・「臭いひとつない」を心がける

ナースシューズを履いている方は大変多いのですが、やはり医薬品を扱うため、足先が覆われているものを選んだ方が良いと思われます。
足元は、自分で思っているよりも他人から注目されやすいポイントですので、普段から清潔に「汚れひとつない」・「臭いひとつない」よう、心がけましょう。

1)「汚れひとつない」

毎日のチェックを忘れず、小まめに濡れた布で汚れをふき取る等のお手入れをするとよいでしょう。汚れがひどい時は洗って、風通しの良いところで陰干しするといった対応をしましょう。

2)「臭いひとつない」

足先が覆われている場合、「蒸れやすく、臭いが発生しやすい」という問題があります。患者さんへの配慮はもちろん、同僚へのエチケットとしても、日頃から脱臭スプレー等を使用して「臭い対策」をするとよいでしょう。
一度、不潔感を与えてしまうと、患者さんや同僚から信頼感を得ることは困難です。
このため、女性薬剤師は「いつも清潔な人」と思われるよう、常日頃・日に何度も、こまめに身だしなみをチェックしましょう。