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【薬剤師必見】派遣で活躍できる薬剤師はこんな人!①

薬剤師の皆さんが転職を考える際、やはり「派遣薬剤師」という選択肢を考える方も多く、「私、派遣薬剤師に向いていますか?」といったご質問を受けることがあります。
どんな働き方であっても、必ずメリットやデメリットはあり、向き不向きもあります。
まずは、そのメリットは自分が一番大事にしたい希望を叶えてくれるのか、そのデメリットは自分が受け入れられることなのかを見極めて決断することで、「あなたが派遣薬剤師に向いているか」という答えは変わってきます。
転職を考えたこの時、これからのあなたの働き方、生き方をしっかり考えるチャンスです。
今回は、派遣薬剤師における将来需要や、メリット・デメリットをお伝えします。
 

派遣薬剤師の将来需要

職場に「派遣薬剤師」が必要とされるのはどんな時でしょうか?
職場の薬剤師だけでは人出が足りない時(特に繁忙期・人手不足)といえます。
あなたの職場でも多々そんな時はあるかと思います。
そして、ここ数年で薬剤師の業務や役割が大きく変化していることも見逃せません。
この変化は、厚生労働省が2015年に策定した「患者のための薬局ビジョン」が影響しています。
「対物業務から対人業務へ」という方針のもと、調剤薬局や調剤併設型ドラッグストアは、薬剤師が患者一人一人に最適な服薬管理を行うための「かかりつけ機能」と、地域住民の健康を維持・管理する「健康サポート機能」を求められるようになったからです。
業界全体で、各職場がこういった対人業務に力を振り向けるためには、薬剤師は余るどころかむしろ足りなくなるといえます。このため、派遣薬剤師に仕事を依頼することは変わらないといえます。よって、今後も「派遣薬剤師」の需要は大いにあると考えられます。

派遣薬剤師のメリット

①柔軟な働き方が可能

勤務条件(曜日・就業時間・残業なし・勤務地等)に希望が出せます。
例えば、保育園のお迎えや介護のため、曜日・就業時間を限定した勤務を希望する方や、プライベート重視で旅行等に行けるよう、まとまった休暇を取得できる働き方を選択する方がおられます。なお、残業は、派遣先が高額な時給を負担しなければならないので、お願いされることは少ないといえます。

②高時給

転職情報での時給を見ると大変魅力的かと思います。特に薬剤師の少ない地域だと高額になる傾向があります。
時間換算なので、働いた時間の分だけ稼ぐことができます。そのため、できる限り多く稼ぎたい方はダブルワークをされる方もいます。

③様々な職場の内情を知る事ができる

色々な職場で働くことによって、様々な薬局の特色を掴むことができ、自分に合った職場を見つけられます。
最近は「紹介予定派遣」を選択される方もいらっしゃいます。
「紹介予定派遣」とは、「派遣先に直接雇用されることを前提とした派遣契約」です。一定期間、派遣として勤務し、期間終了時に勤務先と薬剤師が合意した場合、正社員として就業できます。
派遣として働くことによって、出産育児に専念していたため業務から離れていた方はブランクを埋められますし、職場の雰囲気が分かってから、就業を決められるといった利点があります。

④福利厚生制度も多様

近年では、派遣会社も豊富な福利厚生を備えています。
例として、各種保険(社会保険、雇用保険、労災保険)・健康診断・インフルエンザ予防接種・有給休暇・育児休暇・提携施設の優待・独自の研修制度などがあります。
 

派遣薬剤師のデメリット

①職場ごとに柔軟な対応が求められる

新しい職場に派遣される度、その職場独自のルールを覚える必要があります。また、その都度、良好な人間関係を構築しなければなりません。慣れないうちはストレスを感じる方もいます。

②給料が安定しづらい

祝日等で勤務時間数が変わるので、月毎に収入が変わってきます。また、賞与が基本的にはない場合が多いです。(会社により例外はあります)

③キャリアアップしづらい

例えば、かかりつけ薬剤師になりたい場合、「薬剤師として3年以上の薬局勤務経験があること」、「同じ薬局に1年以上在籍していること」などの条件があり、派遣薬剤師には難しい条件といえます。
 
以上のメリット、デメリットを踏まえ、次回は「あなたが派遣に向いているのか、活躍できるのか」を判断できるヒントをお伝えしたいと存じます。