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【失敗しない!】薬剤師求人の見極めチェックポイント②

売り手市場でも「転職に失敗したことがある薬剤師多数」なのはなぜか?

一つは「薬剤師の希望とのミスマッチ」、もう一つは「求人票から読み取れなかった実情とのミスマッチ」これら2つの問題が発生しているのが主な原因といえます。
前回は「薬剤師の希望とのミスマッチ」を失くす方法をお伝えしましたので、今回は「求人票から読み取れなかった実情とのミスマッチ」を失くし、転職成功を勝ち取るための「薬剤師求人の失敗しない見極めチェックポイント」をお伝えいたします。
 

「求人票から読み取れなかった実情とのミスマッチ」とは

薬剤師が転職を考えたら、薬剤師求人サイトに複数登録し、多くの求人票を実際にチェックすると思います。そして、「今の職場より良いところ・希望の合うところに行きたい!」と多数の候補を真剣に見比べて、「ここだったら」と転職を決めておられるはずです。
しかし、気に入った求人条件が勘違いや思い込みで、実情とは全く異なっているという事が多々あるのです。例えば、「求人票で明記されていた休日について認識違いしていたのに、転職してから気づいた」といった声もよくお聞きします。
「これで休日をしっかり取れる」と思って転職したつもりが、全くかなわない。
真剣に検討したのに、「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチが生じてしまうのです。
 

チェックポイント②気になる求人票を細かく見て、実情を紹介会社に確かめる

転職成功を勝ち取るためには、求人票の好条件を「自分の思い込みだけ」で鵜呑みにしないようにしましょう。以下、あらためて求人票の見方をお伝えします。

1)紹介会社の求人票5大条件を確認しましょう

■給与・手当

薬剤師の給与は、基本給と各種手当(薬剤師・通勤・家族・住宅・地域手当等)とされます。
賞与は基本給をもとに計算されます。薬剤師のモデル年収がある場合は、自分の年齢・経験と照らし合わせて、どの程度の給与になるか予測してみましょう。
特に、住宅手当は企業によって家賃補助や借り上げ社宅制度など様々なので、確認しましょう。

■休日・休暇

多くの人が勘違いしている休日制度について正しく理解しましょう。加えて祝日が休みか、実際の有休取得率も必ず確認しましょう。
・週休2日  =1カ月に1回以上、週2日休みの週あり。他の週は週1日の休みでもよい。
・完全週休2日=毎週2日の休みが必ずあり。
・4週8休  =4週間に8日の休みがあり。(8日連休として、20日を連勤としてもよい)
また、年間休日の数え方は会社により違うので要注意です。例えば、平日午後+土曜日午後を1日として換算する会社もあります。

■勤務時間(時間外労働)

薬局は近隣医療機関の開業時間に合わせて、曜日で営業時間を変えている場合があります。
時間外労働(残業時間)については「処方枚数」を確認しましょう。1日に受け持つ処方箋枚数が分かれば、実際の業務にかかる負担をイメージしやすくなります。
しかし、取り扱う診療科目や調剤機器などシステム面の充実度によって、処方箋1枚にかかる時間は変わってきますので、先に確認すると良いでしょう。

■転勤の有無

近年では、異動がない、もしくは異動が通勤可能圏内に限定される「地域限定社員」のような働き方がある企業も出てきました。
この場合に注意すべきは、異動がある薬剤師に比べて、どの程度の年収差がつくのかも併せてチェックしておきましょう。

■福利厚生

最近はスキルアップの研修制度が充実している職場や、家庭・子育てを重視できる職場として、各企業が魅力的な福利厚生制度を打ち出しています。
主には退職金制度、育児・介護休暇の付与、慶弔見舞金などがあり、薬剤師特有の福利厚生としては、認定薬剤師資格の資格取得支援制度や、学会参加費の補助制度などがあります。
ここでは、育休・介護休暇などの利用実績を必ず確認しましょう。求人票で魅力的な福利厚生制度があっても実際利用されていない場合、その企業は要注意といえます。

2)実際のところを紹介会社に確かめる

求人票だけでは、情報収集に限界があります。気になる求人があったら、実際のところはどうなのか、紹介会社に確かめるのが良いかと思います。
決して求人票だけで判断せず、思い込みや勘違いを失くすために、紹介会社に実情をしっかり確認しましょう。
あなたの薬剤師人生を左右する重要な決定を下すための大事な確認です。
多くの薬剤師転職に立ち会っている紹介会社の力を上手に利用する方が、薬剤師にとっての転職成功を導く確率はさらに高くなるといえます。
 

失敗しない!薬剤師転職成功には、「2つのミスマッチを生じさせないこと」

「薬剤師の希望とのミスマッチ」は
「チェックポイント①あなたの悩みはその転職で本当に解消されますか?」を自分に真摯に問い続けて、決断する事によって、生じなくなります。
「求人票から読み取れなかった実情とのミスマッチ」は
「チェックポイント②気になる求人票を細かく見て、実情を紹介会社に確かめる」ことで、生じなくなります。これらこそ、薬剤師求人の失敗しない見極めチェックポイントといえます。
これら見極めチェックポイント2つをクリアすることによって、薬剤師転職成功させられます。